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店長日記
父との思い出
2017年06月17日
 6月18日は父の日。父が亡くなって4年目の父の日です。
父が亡くなって「あれを聞いておけばよかった。」と思うことが多く、残念なことばかりです。

父は優しい人で、あまり怒られた記憶はないのですが、ひとつだけはっきりとした記憶があります。私が幼稚園の年長さんだったでしょうか、今だと人権問題で考えられないことですが、昭和三十年代から四十年代にはサーカスの横に「見世物小屋」というものがありました。
看板に、蛇女とか牛男が描かれており,幼心にも興味津々で何とか中に入れぬものかと、その手立てを思いめぐらしておりました。当時は姉やさんが私の面倒をみてくれて、いつも私の味方でしたが、さすがに私が隙あらば見世物小屋に入るのではと心配になり、父に相談したようでした。
普段優しい父が、この時ばかりは「見世物小屋は、いろいろな事情で皆様の前に出ているのであって決して本人も望んでいるわけではないことも多いのだから」というようなことを厳しい顔で私に話してくれました。
今なら父が言いたかったことも理解できますが、小学校に上がるくらいの頃です。意味がわかりませんでした。黙っていたらよいものを、私はすかさず「だってみせものこやって書いてあるよ。」と思わず口にしました。
さすがに父は怒って「馬鹿者」と。

四十年以上経ち、確かこの辺りだったよなと当時のことを思い出しつつも、昔から変わった子供で父は随分手を焼いた娘だったろうと申し訳なさでいっぱいです。

父の日には好物のモロゾフのプリンをお供えします。
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