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店長日記
「置かれた場所で咲きなさい」を読んで
2012年09月04日
 9月に入ってから、夜が本当に涼しくなりました。こんな時に本を読むととても穏やかな気持ちになります。最近読んだ本の中でとても印象深かったのがノートルダム清心学園理事長・渡辺和子先生が書かれた「置かれた場所で咲きなさい」という本です。
第1章から4章まで、ひとつのことを2~3ページずつ書いてあります。わかりやすくさらっと書いてありますが、とても深みがあります。
例えば、「結婚しても、就職しても、「こんなはずじゃなかった」と思う事が、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。どうしても避けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理にさかなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。」など。
乾いた土の中に水が沁み込むように、心の中に広がっていく言葉です。

渡辺和子先生は陸軍中将、渡辺錠太郎の次女として産まれました。二・二六事件の朝、父である錠太郎氏は、隣で寝ていた和子さんを銃段飛び交う中、立てかけてあった座卓の陰に隠し、娘の目の前一メートルのところで敵の銃弾に倒れました。
先生がシスターとして信仰の道を進むようになったのは、このことがあったからと私には思えます。それ故に、言葉のひとつひとつに重みがあります。この出来事については、第4章に書かれています。

殺伐とした時代だからこそ、お奨めの一冊です。
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