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店長日記
坂の上の雲
2011年12月20日
 NHKドラマ「坂の上の雲」を楽しみにしていましたが来週は遂に最終回です。日本海軍はバルチック艦隊がどこを通ってウラジオストクに入るのか、やきもきしますが対馬にて敵艦を発見し、いよいよ戦いが始まります。来週はかの有名な東郷ターンから映像が流れるものと思われます。

日露戦争といえば東郷平八郎が有名で、「坂の上の雲」を読むまで私は秋山真之のことはあまりよく知りませんでした。「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」という電文を始め、「皇国の興廃此の一戦に在り 各員一層奮励努力うせよ」という言葉も連合艦隊解散の辞「神明はただ平素の鍛錬に力め戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に案ずる者より直ちに之を奪ふ 古人曰く勝て兜のを緒を締めよと」いう一節も真之の考案したものだということを始めて知りました。東郷と秋山。どちらが欠けても勝利はなかった気がします。

薩摩人の私から見て、薩摩人は直線的な強さがあります。また四国・松山にもちょっとした縁があった私から伊予人を見た時、何ともいえぬ伸びやかさがあります。曲線的な強さでしょうか。真之の兄であり日本騎兵の父といわれた秋山好古は満州の地で世界最強といわれたロシアのコサック騎兵と戦いました。本来なら馬に乗ったまま戦いたい。そういう思いもあったでしょう。しかし寒さで地面が凍った土地で馬で駆けることは難しい。彼は、躊躇せず兵を馬から降ろして戦いました。こういう柔軟さが勝利を呼び込んだ、そんな気がします。海軍作戦参謀だった真之にももちろん言えることです。

そして明治という時代。誰もが同じ方向を向いていたということ。ひとりひとりが自分の中に個と公をしっかり持っていた。

現代の「坂の上の雲」は何でしょうか。
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